大豆イソフラボンの育毛効果が注目されている理由を知っていますか?
女性用育毛剤を塗ったり薬を服用したりすることが、薄毛を治療する方法として一般的です。しかし、それらの育毛方法が効果的とはいえ、特に医薬品は副作用などのリスクが心配です。
そこで、大豆イソフラボンの育毛効果が注目
大豆イソフラボンとは
今薄毛に効くと人気の大豆イソフラボンとはどんな栄養素なのでしょうか。
大豆イソフラボンの効果効能
大豆イソフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをする栄養素で、身体的にも精神的にも女性の悩みを解消してくれます。
また、大豆イソフラボンはエストロゲンの分泌を補うだけでなく、エストロゲンの分泌が過剰な場合は抑制してくれるという効果もあるんです。
つまり、女性ホルモンのバランスを良い状態に導いてくれる栄養素ということですね。
では、大豆イソフラボンやエストロゲンがどんな働きをするのか見てみましょう。
髪の毛を育てる
女性ホルモンのなかでもエストロゲンというホルモンは、髪の成長を促して髪の毛の成長期の期間を延ばす働きがあります。そんなエストロゲンの働きを助けてくれるのが大豆イソフラボンなのです。
美肌効果
歳を重ねるとどうしても気になってくるシワやたるみ。エストロゲンの分泌が減少することで、コラーゲンやヒアルロン酸の生成ができなくなり、これらの老化現象が起こります。
大豆イソフラボンを摂取すれば、肌のハリや潤いが失われるのを防ぐことができますよ。
更年期障害の改善
閉経を迎える45~55歳の時期になりやすいと言われている更年期障害。卵巣の働きが低下して、女性ホルモンのバランスが崩れることで起こります。
そのバランスを整えてくれるのが、大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンから作られるエクオール
大豆イソフラボンがエストロゲンと似た働きをするのですが、それには1つ条件があります。正しく言い直すと、「大豆イソフラボンからエクオールを体内で生成できる人はエストロゲンと似た働きを得られる」です。
エクオールというのは、体内で大豆イソフラボンから腸内細菌エクオール生産菌の働きによって作られる代謝物のことです。
体内で大豆イソフラボンから、エクオールが作られて初めてエストロゲンのような働きをしてくれるのです。
つまり、
「大豆製品で大豆イソフラボンを摂る」
「エクオールを作るエクオール生産菌を持っている」
これらのどちらが欠けても、大豆イソフラボンからエストロゲンと似た効果を得ることはできません。
大豆を積極的に摂ることでエクオールが作れる身体に
全ての人が大豆イソフラボンからエクオールを生成できるわけではなく、日本人では約50%のひとが作れる身体を持っていると言われています。
単純計算すると2人に1人しか大豆イソフラボンからエクオールが作れないということになってしまいますね。
でもこの割合は、世界規模でみたらかなり高いんですよ!ヨーロッパやアメリカでエクオールを作れる人は30%以下です。
ではなぜ、日本はヨーロッパやアメリカに比べると割合が高いのかというと、それは日本人の食文化にあります。
日本は納豆、豆腐、味噌などの大豆製品を良く食べますよね。これらの大豆製品を毎日食べている人の方が、エクオールを生成できる確率が高いんですよ。
しかし、最近の日本人の食卓は欧米化が進んでいます。最近の若い世代では、大豆食品を毎日食べるという習慣が薄れつつあり、エクオールを作れない人が増えてきているんです。
エクオールを作れる身体になるためにも、普段から意識して大豆製品を食べて大豆イソフラボンを摂るようにしましょう。
大豆イソフラボンが髪に与える影響
大豆イソフラボンには髪の毛を育てる育毛効果がありますが、どのように髪の毛に作用するのでしょうか。
大豆イソフラボンと髪の関係
女性ホルモンの分泌が低下すると、男性ホルモンによる影響でヒゲが生えたり体毛の毛が濃くなったりする代わりに、髪の毛は薄くなりコシのない毛髪になってしまいます。
エストロゲンと似た働きの大豆イソフラボンを積極的に摂ることで、男性ホルモンが分泌しすぎるのを防ぎ、薄毛や抜け毛を防止します。
カプサイシンと同時摂取の効果が注目されている
カプサイシンといえば、脂肪燃焼効果でダイエットに有効な成分ということが知られていますよね。
大豆イソフラボンと併用すると育毛効果を高めることができるとして、今注目されているのがカプサイシンです。
大豆イソフラボンとカプサイシンの併用で作り出されるIGF-1という物質は、毛母細胞を活性化して髪が頭皮にとどまる期間を長くします。
また、老化防止にも効果が期待できるのです。
イソフラボンを含んだ食品
イソフラボンは毎日の食事から摂取したり、サプリメントから補ったりすることができます。
イソフラボンを含む食品
イソフラボンを多く摂取するには、和食中心の食事を心がけましょう。
納豆、豆腐、豆乳、きな粉、油揚げ、大豆、味噌、醤油は、イソフラボンを多く取り入れるために有効な食品です。
1日の目安は成人女性で50mg、閉経後の女性は75mgと言われています。
食品 | イソフラボン含有量 |
---|---|
納豆1パック | 約35mg |
豆腐1丁 | 約80mg |
豆乳200g | 約41mg |
きな粉大さじ1 | 約9mg |
油揚げ1枚 | 約12g |
味噌汁 | 約6g |
醤油1かけ | 約0.08mg |
サプリメントでも摂れるイソフラボン
1日に必要とされているイソフラボンは約50~75mg。これだけのイソフラボンを摂取するには、豆腐1丁または納豆2パックが必要です。
意識すれば無理ではない量ですが、3食和食にするのはなかなか難しい!でもサプリメントなら、必要な栄養素を必要なだけ簡単に摂ることができます。
髪の成長に欠かせない、大豆イソフラボンなどの栄養を補ってくれるのがBOSTON for ladiesのサプリメント!
特に髪の毛にハリとつやを持たせる栄養素がギュッと詰まっているから、女性に嬉しい美容効果を手軽に摂取することができますよ。
大豆イソフラボンの摂り過ぎに注意!
大豆イソフラボンが女性ホルモンの分泌を助け、髪にハリやつやを持たせて更年期障害にまで効いてくれるならばたくさん摂取しなければ!という考えは大間違いです。
大豆イソフラボンは過剰摂取してしまうと、逆にエストロゲンの働きを阻害してしまいます。
あまりにたくさんの大豆イソフラボンを摂取してしまうと、「エストロゲンの分泌は足りている」と身体が勘違いしてしまうんです。
すると、身体は自らエストロゲンの分泌を抑えてしまい、生理不順、薄毛、抜け毛を引き起こしてしまう原因に。
大は小を兼ねませんので、サプリメントから補う場合は用法容量を守って過剰摂取しないように気を付けましょう。
まとめ
大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、不足しているエストロゲンを補い薄毛や抜け毛を予防できるということが分かりましたね。
毎日の食事に大豆製品を取り入れることで大豆イソフラボンは補えますが、現代社会で十分なイソフラボンの摂取は難しい…。
そんな時はサプリなどで、不足している栄養を補うことで薄毛や抜け毛を解決できます。そかし、過剰摂取は逆効果なので、特に閉経前の女性はイソフラボンの摂り過ぎに注意してくださいね。